健康診断を受ける際、多くの方が血液検査も受けられることでしょう。日本では2010年度から40歳以上に方は必ず定期検診を受ける義務が生じており、健康管理を徹底するようにと厚生労働省からの指針も述べられました。これは1990年以降、中高年の間で生活習慣病を発症する方が増加傾向にあるからです。検査は計25項目で実施をしており、その大半が血液検査で把握ができます。

医療施設に足を運んだ際、看護師が検査のために採血をおこないます。そのときに使用する注射器や針などのことを総じて検査治具と呼びます。昔はガラス製になっていたので、専門スタッフが煮沸消毒をおこなって清潔にしてから再利用をされていました。しかしこの場合、しっかりと消毒が完了していないとB型肝炎の集団感染が発生する場合があります。

また維持コストも高くなるため、現在では使い捨てが基本です。現行の検査治具について簡単に解説をしていくと、合成樹脂製のものが主流です。針に至っては一見するとステンレスのように見えますが、ポリ塩化ビニールになっており1度使ったらそのまま医療廃棄物となります。血液を入れる試験官に至ってもペットボトルを再利用したもので、検査治具としては非常に高い安全性を持ち合わせています。

そのほか、検体を入れる容器など色んな検査治具がありますが、どれも1度しか使用しないことに徹底をされており、これによって高い精度の結果と安全も保たれているわけです。

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