電子工作を楽しむときにICを使うケースは多いといえますが、電子工作で基本になるのはDIPタイプと呼ぶIC形状です。昔は、見た目がゲジゲジのようなものから「ゲジゲジ」といった呼び方をされていた人も多いのですが、最近のフラットパッケージとは異なりスルーホール(ICのピンを刺す穴)がなければ取り付けはできないものの、ピンのピッチが1インチ(2.54mm)などからユニバーサル基板への取り付けが容易にできるメリットを持ちます。ちなみに、TTLシュミットトリガインバータ内蔵のICに7414がありますが、これは14ピンのICでDIP型の他にも同じ電子回路で構成されているのにもかかわらず小型化されたフラットパッケージタイプも用意されています。フラットパッケージは、半田面に直接取り付けて半田付けするタイプの形状でICソケットに直接挿入はできないのですが、実装密度を高めることができるメリットを持ちます。

DIP型の場合は、スルーホールにピンを挿入し裏側で半田付けができるICであり、これを使うのであればICソケットを使い電子工作を楽しむことができます。また、ICソケットにはいろいろなピン数およびIC形状に使える種類があります。ピンの並びが一列になっているSIPなど、電源用や増幅回路用などのICに多い形で、DIP型と同じくSIP型のICソケットもあるので必要に応じて購入して行けば着脱可能なプリント基板を自作することもできるわけです。ICソケットのことならこちら

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