単純にROSAと言うと、一般的にバラ属の植物を意味していますが、IT用語では光通信関連の言葉として用いられています。ROSAは、「レシーバー・オプティカル・サブアセンブリ」の略称で、頭文字を取ってそう呼ばれているのです。併せてよく用いられるのが「TOSA」で、「トランスミッター・オプティカル・サブアセンブリ」の略称です。ROSAとTOSAはセットで頻繁に用いられる言葉なので、覚えておくとよいでしょう。

これらは光ファイバーを構成する物を指しており、既にほぼ完成という状態に組み立てられていることから、機器に差し込み簡単に使えるという意味でサブアセンブリと名づけられています。ちなみにサブアセンブリとは組み立て品という意味です。ROSAがどのようなデバイスなのかというと、コネクタを対象とした光軸の調整を可能にするものです。既製品も作られていますが、カスタマイズで個別に注文を受けて作られることもあります。

ROSAは求められるシーンによって形状や全長などはさまざまで、カスタマイズは珍しくないのです。ふだんの日常生活でなかなか聞くことも目にすることも少ないものですが、光通信に用いられることが多く、これを抜きしては成立しない技術も多いです。そして未だに発展途上の技術であるため、向上させる研究が盛んに行われています。特に光トランシーバが重視されるようになり、多くの研究者が注意を置くようになりました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です